佐賀県地域おこし協力隊
の協力隊経験者

田中 あきさん(後編) 江里山の風になる 棚田を支える一人として

2025.10.20

地域おこし協力隊経験者【田中 あき】さんのインタビュー後半では、「協力隊の任期が終わってから、今はどんなことをしているのか」、そして「これからの展望」をお聞きしました。

前編はこちら

地域おこし協力隊の任期を終え、現在は小城市の「集落支援員」として、引き続き江里山(えりやま)地区での棚田の保全活動や情報発信、地区の活性化などの活動を続けられています。

集落支援員としてこうした活動を継続することを決めた理由は、「江里山地区の豊かな景観は棚田があるからこそ。お米を作り続けていくことが、地域のためになる」と、協力隊の活動を通して確信をもたれたからだそう。

新しく始めた活動もあり、普段のコミュニケーションから地域の課題を聞き取り、改善につなげていくことにも取り組まれているとのことです。

また、任期中に始めたお米づくりも今年で4年目となり、ご自身が手の届く範囲で続けられているほか、酒米づくりをグループで協力しながら行われています。

 

2024年の秋には、酒米を地元の酒造会社に卸し、江里山地区で収穫された酒米のみを使った限定酒が販売されました。今年秋の販売も見込まれているそうです。

「都市部で暮らしているときも、せかせかとした生活に不満はあるわけではありませんでした。でも、時間がゆっくり流れる小城市での生活は、ここちよくて住みやすいです」と笑う田中さん。

「お米づくりの楽しさ」や、「地域おこし協力隊という仕事の魅力」などについてもお伺いすることができました。

田中さんのインタビューは、ポッドキャストにて配信しています。
「リントラ!」ぜひお聴きください。

 

|profile|

〇ゲスト:田中あき

佐賀県小城市出身。2021年にUターンし、小城市地域おこし協力隊として中山間地域の振興に携わる。事務職からの転職で、地域づくりや農業の経験はなかったものの、棚田地域で暮らす人や里山の風景に惹かれ、地域住民と協働して棚田の保全活動を継続中。現在は、小城市集落支援員として、協力隊時代の活動場所であった江里山(えりやま)地区の地域づくりをサポートしつつ、「えりやまの風」として米・野菜の販売も行っている。

〇ホスト:長谷川 晶規
大阪府出身。大阪、関東で働いたのち、某ドラマに憧れて島の看護師へ。日々、島で暮らし、昔話を聞き書きする内に島の地域性に興味を持つように。離島での生活、聞き書きを残す活動に関心をもち、地域おこし協力隊として佐賀県小川島へ移住。3年間の活動の集大成として、「7つの島の聞き書きアルバム」発刊。現在は佐賀県鹿島市に拠点を移し、佐賀県地域おこし協力隊ネットワークのメンバーとして活動しつつ、市内に地域の本屋さん「ハマクラス」を運営中。

Podcast

Spotifyで聴く

ほかのプラットフォームで聴く

amazon_music

協力隊募集情報