橋本 優さん(前編) ものづくりに関わりながら生きていく道を模索する
2026.02.16
地域おこし協力隊経験者の【橋本 優】さんにお話をききました。
2016年から2年間、大町町の地域おこし協力隊員として活動されていた橋本さん。
栃木県出身で、進学を機に上京し、卒業後も東京のオフィス家具のメーカーに勤めていましたが、「自分の頭で考え、自分の手を動かす仕事がしたい」という思いが次第に強くなっていったと言います。転職を考える中で出会った選択肢の一つが、地域おこし協力隊だったそうです。
募集内容は、空き家の改修・リノベーションと、それを発信する役割。もともとものづくりへの関心があった橋本さんのやりたいことと、パートナーのルーツが重なったことが決定打となりました。

活動のスタートは拠点づくりから。炭鉱で栄えていた頃の長屋を改修するところから始まり、その後も町営団地や町が所有する空き家などの改修に携わってきました。
発信面では、改修の進捗をSNSなどで共有するだけでなく、作業そのものをワークショップとして開いたり、マルシェと組み合わせたりと、関わるハードルを下げる工夫に取り組みました。

活動初期に出会った、当時の有田町の地域おこし協力隊・佐々木さんとの協業は印象深い経験だったそうです。お互いの現場を行き来しながら作業を手伝い、いろんな現場を経験することで技術や知識を吸収し、発信面でも相乗効果が生まれました。
協業によって広がっていくコミュニティで、移住当時知り合いがひとりもいなかった橋本さんは新しい生活環境を作っている実感を持てたと振り返ります。

ほかにも、今考えると無謀な話、周りの人の反応、佐々木さんとの出会い、ご当地グルメたろめんの販売、活動中の大変だったことなど興味深いお話もたくさんお伺いすることができました。
橋本さんのインタビューはポッドキャストにて配信しています。
「リントラ!」ぜひお聴きください。

|profile|
〇ゲスト:橋本 優
栃木県出身。大学進学時に上京し、卒業後は家具メーカーの輸出部門に勤務。2016年、パートナーの地元である佐賀県大町町の地域おこし協力隊に着任し移住。空き家活用・改修の任務に従事。2018年より有田町に暮らしの拠点を移し、デザイン業を開始。同年、特定非営利活動法人灯す屋の立ち上げに参加し、空き物件活用やふるさと納税を中心に業務を担当し2025年3月まで理事を務めた。2025年には、一般社団法人clayの理事に就任。同年、写真家の壱岐成太郎氏(元有田町地域おこし協力隊)と有田町に共同作業場「KANKAN」を開設し、クライアントやクリエイターと協働しながら制作を行っている。
〇ホスト:佐々木 元康
一般社団法人clay 代表。佐賀県有田町出身。2015年8月から有田町の地域おこし協力隊としてUターンし、空き物件の活用と移住、定住支援を柱に活動。退任後、2018年8月に特定非営利活動法人灯す屋を設立し、2025年3月まで代表理事を務める。一般社団法人佐賀県地域おこし協力隊ネットワークの副代表も務める。
