佐賀県地域おこし協力隊
の募集情報

有明海の干潟で遊んで魅力を伝えよう『ガタわく!ナビゲーター』

募集期間:2025年12月3日から2026年1月12日(月) 必着要確認

募集自治体

自治体名鹿島市
所属課名鹿島市役所 産業部 商工観光課 観光振興係
担当者名川原・伊東
連絡先rousei@city.saga-kashima.lg.jp

企画の概要

佐賀県鹿島市より地域おこし協力隊『ガタわく!ナビゲーター』を募集いたします。仕事の舞台は日本最大級の干満差を誇る広大な有明海の干潟(※1)。大自然の中で、毎日ワクワクしながら遊び、かつ学び、その魅力をたくさんの人に伝え広めていく仕事です。

業務内容は大きく3つ。
① 干潟へのリピーターを増やす仕掛けづくり
② 干潟の取材、情報発信
③ 市の運営施設である干潟交流館「なな海」への集客

いずれも「ガタわく!」の名称通り、「干潟でワクワク」する人を増やすことを目指して活動していただきます。

イメージしている人物像は次⇩のようになります。
◎ 自然の中で活動することが好きな方 (泥んこ遊びを前向きに楽しめる!)
◎ 生き物が好きな方
◎ 子どもたちの「楽しい!」を想像して工夫できる方
◎ いつも笑って仕事をしていたい方
◎ 自然ゆたかな地域で暮らしたい方

「それは私です!」という方は、ぜひご応募いただければと思います。

東側は有明海、西側は多良岳山系に囲まれた地域固有の自然環境を育む鹿島市より、地域を愛する人たちの熱い想いに共感を寄せてくれる方をお待ちしております。担当は鹿島市商工観光課の伊東です。よろしくお願いいたします。

(※1)干潟:潮の干満で現れる泥や砂の広がる場所。特徴的な地形が独特の生態系を育んでいる。

干潟でどろんこまみれになり一緒に楽しみましょう!

毎年6月頃に開催される『ガタリンピック』。「ガタスキー」や「人間ムツゴロウ」など干潟の特徴を活かした競技が行われ、会場は終始爆笑の雰囲気です。

干潟の魅力にワクワクする人を増やす仕事⇦あなたなら何をする?

鹿島市には、有明海がもたらしてくれる貴重な恵みがたくさんあります。佐賀の海苔。牡蠣小屋。珍獣ムツゴロウ。エイリアンとも呼ばれるワラスボ。そして大人も子どもも泥んこになって遊ぶ、干潟の大運動会『ガタリンピック』。

日本全国、他に類のない固有の魅力を発信するため鹿島市は2019年4月、干潟交流館『なな海』をオープンしました。なな海は、有明海を一望できる体験施設です。館内には有明海に固有の生物を展示するミニ水族館があり、学習室では自然観察会、環境教室などのイベントも開催しています。

しかし課題は、集客力。干潟や交流館の魅力発信や集客増につながる取り組みを更に強化する必要があります。

干潟を楽しんで、干潟のワクワクを伝えてほしい

そこで協力隊となるあなたにご協力をお願いしたいのが、
・まずは地域の外から来た人として干潟の魅力を新鮮な気持ちで体験していただき、
・ワクワクしたこと学んだことを、施設展示やSNSなどで情報発信(ナビゲート)しながら、
・地域の方々と連携しつつ、なな海の施設を活かして地域密着のイベントを開催していく。

ことです。

たとえば、ミニ水族館での企画水槽展示。近隣の小学校などへの出張水族館。干潟動画作成など、有明海の干潟をPRするための事業は様々に考えられます。隣接する道の駅鹿島(の経営団体)では、本来は一年一度の開催だったガタリンピックを修学旅行や社員旅行向けの『ミニガタリンピック』という観光商品に発展させ、新たな集客を生み出すことにも成功しています。
干潟のPR、地域の活性化につながることであれば、できることは無数でアイデア次第です。地域の方々と学びあい協力しあいながら、干潟でワクワクする人を増やしていく。その活動に、あなたの得意なこと、関心があることを活かしていただければと思います。

ミニ水族館の展示スペース。子どもたちの興味を引く展示とは?一緒に考えていただきたいです

干潟交流館「なな海」。来場者数の増加により地域活性化のハブになることを目指します。

募集するのはこんな仕事

ナビゲーターとして、干潟で自ら遊び、その楽しさを広めていく

具体的な仕事内容

① リピーターを増やす仕掛けづくり
干潟に触れ合い、遊びながら干潟の魅力を体感、体験、発見する。
❶ 道の駅鹿島の干潟体験課と一緒に干潟体験、サポート (ガタ競技など)
❷ 干潟の生物の採取、有明海の知識習得につながる体験と取材
❸ 干潟交流館の来館者の満足度向上に繋がる企画 (来場者のガイド、イベント、館内展示など)
❹ 干潟交流館の来館者へ生物ガイド
実施期間と頻度:干潟体験は、5月下旬から10月末に実施。
※着任1カ月後を目安に干潟体験を開始します
※イベントや企画は、できることから小さくスタート

② 取材、情報発信
❶ 体験、取材した内容(動画や写真)をSNSで投稿
❷ 水槽のバックヤードの様子を撮影した動画や写真の展示
❸ 干潟などで取材した素材の情報発信
※動画は専門的な撮影や編集は求めていません。
※使用するSNSについてはご相談させていただきます。
<取材イメージ>※参考
・生き物の日常 ムツゴロウの朝ごはん、お昼寝など
・干潟の活動  干潟で生物を捕まえるところ
・干潟の遊び方 ガタスキーや人間ムツゴロウなど、(ミニ)ガタリンピックの様子
・干潟の効果  水質浄化作用、干潟の生態系、特産物などの紹介
・海苔や牡蠣などの収穫模様、牡蠣小屋で牡蠣を食べるところ
・干潟の満ち引きの動画  など

③ 干潟交流館への誘導
❶ 道の駅鹿島の利用者を交流館へ誘導する案内サイン制作など
❷ 観光地やイベントでの交流館出張ブースの実施など

なな海に隣接する道の駅鹿島。干潟体験事業を担う「干潟体験課」があり、本企画の協力隊とは密接な協力関係となります。

干潟の生き物、ムツゴロウ(左)とシオマネキ(右)。ユーモラスな魅力も、情報発信の材料に。

活動のイメージ

1日の流れ(イメージ)

8時30分~9時30分 市役所に出勤、朝礼
9時00分〜12時00分 干潟交流館へ移動、A)生物の日常など動画撮影 / B)干潟体験業務のサポート
13時00分~16時00分 A) 動画編集 / B) 来館者へ生物ガイド
16時00分〜16時30分 事務作業、退勤 (市役所)

1週間の流れ(イメージ)

(月曜日)担当課MTG、生物維持管理
(火曜日)ミニ水族館の生物動画撮影
(水曜日)干潟体験業務のサポート
(木曜日)干潟について学習、展示内容の検討
(金曜日)動画編集、SNS投稿
(土曜日)休み
(日曜日)休み
※土日祝のイベント対応あり。その場合、他の曜日に休みを振替相談させていただきます。

3年間の活動イメージ

(1年目)最初の半年は干潟・干潟交流館に慣れる。干潟、ミニ水族館の特徴、干潟体験業務を知る。
干潟に入って、自分自身が楽しむ。干潟を体験してもらう機会を小さくつくる。
(2年目)夏場に干潟に入って楽しむイベントを企画実施する。
ミニ水族館でガイドをする。集客増加につながる展示を企画制作する。
(3年目)来館者の満足度が上がるコンテンツを想定し、イベントを実施する。
ミニ水族館や干潟の楽しみ方が伝わる動画を作成する。
※いずれも状況に応じて協議しながら、より具体的な内容を決定していきたいと考えています。

◯ 3年間で向上する能力、キャリアにつながる経験は?
・海や自然、特に干潟という特殊な環境に対する知識と経験
・イベントの企画、運営の経験
・地域活性化に関わる広報活動の経験
・コミュニケーション能力、協働する力
・鹿島市での人脈の広がり など

こんな人に来てほしい

求める人物像

・自然や海の生き物に興味がある
・屋外活動に対応できる体力がある
・人と触れ合うことが好き (幅広い年齢層の来場者に話しかけられる)
・協調性がある (担当課、地元関係者との関係性)
・SNSの基本的な知識、経験がある

必須スキル

・パソコンの基本的な操作 (オフィスソフト、SNSの投稿など)
・ 最低限の書類作成スキル (報告書や企画書など)
・ 普通自動車免許(AT限定可)

歓迎スキル

・動画撮影、編集の経験がある
・ SNSのフォロワーがそれなりにいる (頻繁に投稿することができる)
・ イベントの企画運営の経験がある
・ 展示物作成の経験がある (学習用、店頭POPなど)
・ 海や生き物について学んだ経験がある

雇用条件

勤務地(デスクがある場所、活動地域)基本、鹿島市役所(商工観光課)で朝礼を行う。
主な活動拠点は「道の駅鹿島」にある「鹿島市干潟交流館」、活動内容によって、体験や取材の受け入れ先で勤務
雇用形態 会計年度任用職員(パートタイム)
募集人数1
報酬月額20万9,923円 (別途、期末手当と家賃補助の支給あり)
勤務日数(勤務時間)1日当たり7時間勤務:午前8時30分~午後4時30分(休憩は正午~午後1時)
週5日:月曜日~金曜日 を基本とします。
※活動内容により休日や時間外勤務もあります。
副業
活動用の専用車なし(公用車あり)
住宅

着任後に賃貸借契約を締結予定

待遇・福利厚生(1)社会保険(共済組合、厚生年金)、雇用保険に加入します。
  ※自己負担があります。
(2)年次有給休暇は、市の規定に準じます。
(3)活動に使用するパソコン等は、市が貸与します。
(4)活動に使用する車両は、公用車を使用することができます。
  ※ただし、活動以外での使用はできません。
(5)活動に必要な消耗品等は、予算の範囲内で市が提供します。
(6)研修への参加に係る旅費及び負担金は、予算の範囲内で市が負担します。
審査方法①第一次選考(書類選考)
 選考結果は、合格者にのみ通知します。通知は、1月下旬頃に郵送で予定しております。

②第二次選考(現地面接) 2月10日(火)〜2月12日(木)
 第一次選考合格者を対象に、鹿島市役所にて面接を行います。
 なお、第二次選考に係る現地までの交通費は応募者の個人負担となります。

退任後に向けて

▽就職パターン
・任期中につながった地元企業への就職
・干潟交流館や道の駅鹿島への就業

▽起業または個人事業主パターン
佐賀での地域おこし協力隊OBOGは、複数の生業を掛け合わせ独立する方が多い傾向です。
・干潟のインストラクターなど

鹿島市はこんなところ

\ 伝統でつながる、まつりごとの町 /

佐賀県鹿島市の特徴には、
・有明海の広大な干潟 (海苔、牡蠣、カニ、ムツゴロウなど、さまざまな海産品)
・干潟由来の肥沃な土と、山間地の地勢を活かした農作物 (米、みかんなど)
・九州屈指の酒どころ (鹿島酒蔵ツーリズムなどがお酒好き観光客に人気)
・祐徳稲荷神社の初詣や例大祭をはじめ大小さまざまのお祭りが地区単位で続き結束が固い
などがあります。美しい海、平野、山の景色。そして支えあい助けあう人と人。地域移住に夢見た条件の、多くが手に入りそうな地域です。

\ 移住者の受け入れについて /
車で、佐賀市まで50分。長崎市まで60分。博多まで80分。大きな都市までのロケーションも不便がなく、ほどよい田舎として住みやすい地域です。
近年は、重要伝統的建造物群保存地区に指定された「浜宿の酒蔵通り」を中心に移住者同士が集まるコミュニティが形成されており、新参の「移住者」にも住みやすそうです。

祐徳稲荷神社の門前で開催される春まつり。鹿島では色々なおまつりが各所で行われます。

担当者より

佐賀県鹿島市 商工観光課 伊東

向いている人、歓迎スキルなど書きましたが、大切なのは気持ちです。干潟での体験、鹿島市での体験を通じて、干潟が好き、鹿島市が好きになってくれること。その気持ちさえある方であれば、干潟の知識、動画の経験などは、絶対条件ではありません。
なな海の運営も、知識のない職員たちが試行錯誤しながら進めてきました。だからこそ、行き届かないところ、もっと工夫しないといけないところは多々あります。未経験でも経験者でも、愛情をもって、この貴重な干潟の施設に、どんな挑戦を取り入れてくださるか楽しみです。

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