部活動の未来コーディネーター募集!スポーツに取り組む子どもと見守る大人たちを応援しよう
募集期間:2025年11月22日(土)~2026年1月5日(月) 郵送の場合:当日必着 メールの場合:当日23時59分まで
募集自治体
| 自治体名 | 白石町 |
|---|---|
| 所属課名 | 新しい学校づくり課 推進係 |
| 担当者名 | 松尾、本山 |
| 連絡先 | zukuri@town.shiroishi.lg.jp |
企画の概要
スポーツは何よりも明るく楽しく!今回募集するのは、「部活動の未来コーディネーター」の仕事。こどもたちがはつらつと元気に成長できるスポーツ環境を創ることを目的として、こどもたちと、こどもたちを支える地域の大人たちの思いをひとつに結びつけていく任務に取り組んでいただきます。
イメージしているのは⇩こんな方。
◎ スポーツに関わる仕事をしたい方
◎ こどもたちの成長に関わる仕事がしたい方
◎ 地域課題の先進事例地域で経験を積みたい方
◎ 人と話す、つながることが好きな方
◎ 自然ゆたかな地域で暮らしたい方
「それは私です!」という方は、ぜひご応募いただければと思います。
こどもたちがスポーツに親しむ環境を一緒に創っていきましょう
部活動の地域展開とは…
こどもたちがスポーツや文化芸術活動に親しむもっとも大きな機会である学校部活動は、本記事の読者であるあなたも体験されてきたように、従来は部活動顧問(学校教員)の指導のもとで行われてきたものです。ところが、全国的な少子化が進む近年は、様々な問題が生じています。
・人数が足りず大会に出場できない学校が増えている。
・休部や廃部になる種目も増えている。
・入学時に、希望する種目の部活がなくなっていることもある。
・学校のクラス数の減少にともない、教員数も減っている。 (顧問負担が増える)
これまで当たり前のようにそこにあった、部活動という成長機会が失われようとしている。大きな大きな課題です。そこで、スポーツ庁および文化庁のガイドラインに基づき、地域のクラブが学校部活動の受け皿となってこどもたちのスポーツ・文化芸術活動の機会を保障するための「部活動の地域展開」(※重要ワードです!)が全国で推進されるようになりました。
白石町としても、地域クラブを総括する組織として「白石ジュニアユースアクティブクラブ(通称JYACS)」の設立を令和7年度中に予定。「地域のこどもたちは学校を含めた地域で育てる」という意識のもと、(まずは中学校の)持続可能なスポーツ活動の環境整備を全国に先駆けて進めています。
ミッション:部活動を応援する大人同士が、競技種目の枠を越えてつながっていく仕組みをつくる
ただし、部活動の地域展開はまさに過渡期。新たな課題も明らかになってきています。たとえば…
・競技を指導できる指導者の確保 (1競技2名以上を継続的に)
・こどもとの関わり方 (中学生年代への接し方の理解など)
・ケガやケンカなどトラブル対応 (責任の所在は?)
・施設利用の適切なルール化 (学校外の施設の予約や備品購入の予算確保など)
・保護者の負担増 (指導者への謝礼や送り迎えなど)
・競技力の向上とエンジョイ目的の両立 (どちらのこどもたちも楽しめるように)
・審判ライセンスなど資格取得の問題
・種目ごとの分断によって、こうした課題解決のプロセスが共有されづらい
などです。課題は盛りだくさんです。でもこれを、全部協力隊となるあなたに押しつけたいというわけではありません。解決するなら、みんなで。そのためのコミュニケーション手段が必要です。
白石町役場。学校。指導者や保護者。それぞれ立場の違う地域の大人たちが、立場を越えて、種目ごとの枠を越えて、互いに悩みを共有できる。意見を言い合える。一緒に笑い合い、楽しみながら課題に向き合って、こどもたちの将来を語り合える。そういう空気、環境をつくるために。こどもたちの気持ちに寄り添い、こどもたちを見守る大人たちの気持ちにも寄り添い続けることを業務とする、優しい応援団としての地域おこし協力隊を、今回は募集させていただきます。
当たり前だった”部活動”での成長機会の新しい形を創っていきます。
先生ではなく、地域指導者。地域のこどもたちを地域で育てていく好循環に。
募集するのはこんな仕事
\職員とゲストが語る”スポーツ分野で活動する地域おこし協力隊の魅力”動画をご覧ください/
今回の企画について、職員から説明・紹介する動画を作成しました。
さらに!ゲストとして(一社)地域おこしスポーツ協力隊ネットワークの塩谷夏輝さんをお招きし、スポーツ分野で活動する地域おこし協力隊の知見やアドバイスをお聞きしています。
活動イメージを、膨らませていただける内容になっておりますので、ぜひご覧ください。
募集動画は こちらをクリック!

具体的な仕事内容
日々の業務をご紹介します。こどもたちのスポーツ活動の未来を一緒につくっていただくために。つながる活動と、盛り上げる活動が主な業務内容になります。
(1)つながる
①あいさつまわり(地域とつながる)
地域クラブを訪問し、活動する指導者や保護者、こどもたちと良好な関係を築くとともに、情報発信のために取材や活動状況を確認する。
また、既存の交流イベントのサポートを通して、スポーツ関係者やこどもとの輪を広げ、JYACSの活動を広く町民に知ってもらう。
②交流会(みんなとつながる)
指導者や保護者同士の交流会を2か月に1回程度開催し、意見や悩みを共有する場を提供する。
③アンケート・ヒアリング(個人とつながる)
アンケート(年1回程度)やヒアリングを通じて、率直な意見を集約し、よりよい活動環境づくりに繋げる。
(2)盛り上げる
①情報発信
【媒体1】公式LINE
保護者や指導者をターゲットに、部活動の地域展開に関する情報や各クラブの活動状況・想い、イベント情報などを発信する。
【媒体2】町広報誌、アプリ
町内全体に部活動の地域展開に関する情報や各クラブでの活動状況・想い、イベント情報などを紹介する。
(3)活動に伴う事務作業
①各クラブや指導者との活動に関する事務の手伝い(施設空き状況の確認や指導者月報のデータ取りまとめのサポート)(月1日程度のボリューム)
②担当職員との定例ミーティング(週1回 活動の確認や相談)
③担当職員、課長等との定例ミーティング(月1回 活動の確認や相談)
④日報やヒアリングレポート、月報の作成
⑤活動報告会(年1回 関係者や地域の方へ向けた活動の報告を行う)
左から2名ずつ、教員、保護者、役場職員です。互いの交流機会を増やしていくことが大事!
活動のイメージ
1日の流れ(イメージ)
10:30~15:30
① 庁舎内業務(広報作成・交流会企画・職員とのミーティング等)
あるいは
② 企業等訪問(JYACSへの支援をお願いする企業・団体を職員と一緒に訪問)
15:30~18:45
・地域活動(部活動やクラブに赴き、活動の確認や関係づくり)
※地域活動を行わないときは、8:30~16:45の勤務になります。
1週間の流れ(イメージ)
月 定例ミーティング、部活動等訪問(取材)
火 広報原稿等の文章をまとめる
水 休
木 企画、交流会の準備、部活動等訪問
金 交流会の開催
土 休
日 休
※ただし、土日の勤務となる場合があります。
※状況に応じて協議しながら、より具体的な内容を決定していきたいと考えています。
3年間の活動イメージ
●1年目:指導者や生徒・保護者、学校との関係性づくり
団体への訪問・取材・情報発信
交流会を開催する(3回程度)
体験・交流イベントのサポート
●2年目:各クラブやその関係者とのコミュニケーション、意見収集
団体への訪問・取材・情報発信
交流会を開催する(6回程度)
体験・交流イベントの企画
●3年目:各クラブやその関係者とのコミュニケーション、意見収集の仕組みづくり
団体への訪問・取材・情報発信
交流会を開催する(6回程度)
体験・交流イベントの企画
退任後も継続できる仕組みづくりや引継ぎ
●退任後:
▽就職パターン
地域の事業者やスポーツ団体と広く知り合うので、将来の就職先と繋がる可能性があります。
▽起業または役場との会計年度職員での契約パターン
3年間の任期を終えるタイミングでJYACSは法人化を検討しています。本人の希望次第で、
・法人代表あるいは役員としてスポーツの地域展開や活性化に関わり続ける。
・白石町役場と会計年度職員として契約し、事務など法人運営に関わる業務を担当する。
などの選択肢が考えられます。任期を通して、どのようなキャリアを作っていくか、担当者と相談していくことができれば幸いです。
こんな人に来てほしい
求める人物像
◎ スポーツが好きな方、熱い思いで取り組んだ経験がある方(プレーヤーだけでなく、マネージャーなどでもOK)
◎ 人の話を聞くことが好き、傾聴を大事にしている方
◎ 円滑な人間関係をつくることに意欲がある方
◎ 前例のないことでもポジティブに向き合える方
◎ こどもが好き、教育に関心がある方
◎ 共感力があり、人の悩みに寄り添える方
必須スキル
◎情報発信ツールの操作スキル(SNS等)
◎PCの基本操作スキル(オフィスソフト等)
◎書類作成スキル(報告書等)
雇用条件
| 勤務地(デスクがある場所、活動地域) | 白石町教育委員会新しい学校づくり課、白石町内 |
|---|---|
| 雇用形態 | 会計年度任用職員(パートタイム) |
| 募集人数 | 1 |
| 報酬 | 月額280,000円(賞与なし) 通勤手当 支給あり 時間外手当 支給あり ※時間外勤務を命じた場合、規定に基づいて支給します ※税、社会保険料、雇用保険料等の本人負担分が上記報酬金額から差し引かれます |
| 勤務日数(勤務時間) | 週4日勤務(週29時間) 勤務時間 ①通常勤務の日 10時30分~18時45分(休憩1時間)の1日7時間15分 ②地域活動を行わない日 8時30分~16時45分(休憩1時間)の1日7時間15分 |
| 副業 | 可 |
| 車 | 活動用の専用車なし(公用車あり) |
| 住宅 |
家賃補助 月額上限50,000円まで(上限を超える場合は自己負担) |
| 待遇・福利厚生 | 有給休暇 町の規定により付与(着任後に10日付与) 社会保険等 厚生年金、共済保険、雇用保険に加入 ※食費、光熱水費、通信費、区費等は自己負担 |
| 審査方法 | (1)第1次選考【書類選考】 受付期間内に必着のこと。書類選考のうえ、結果を全員に文書で通知します。 なお、提出書類については返却できませんので御了承ください。 〈提出書類〉 (ア) 応募申込書 (イ) 住民票抄本 (ウ) 普通自動車運転免許証の写し 〈提出方法〉 (ア)郵送 (イ)メール 〈提出先〉 〒849-1192 佐賀県杵島郡白石町大字福田1247番地1 白石町役場 総合戦略課 白石創生推進係 Mail sougousenryaku@town.shiroishi.lg.jp (2)第2次選考【面接】 第1次選考合格者については、2泊3日の現地面接による第2次選考を実施します。 日時及び場所については、第1次選考結果通知時にお知らせします。 日程:令和8年2月13日(金)~2月15日(日)2泊3日 ※日程は変更になる場合があります。 ※2次選考に要する宿泊費は白石町が負担しますが、ほか応募に係る経費(書類申請費用及び面接時の交通費等)はすべて応募者の負担となります。 ※選考の経過及び結果についての問い合わせには応じられませんので、あらかじめ御了承ください。 募集要項・応募申込書・募集に関する記事は、以下URL(白石町ホームページ)より確認してください。 https://www.town.shiroishi.lg.jp/chousei_machi/machi_dukuri/_7955/_8320.html |
白石町はこんなところ
白石町は、佐賀県の南西部、佐賀市中心部から25km圏内に位置し、平成17年1月1日に旧白石町、旧福富町、旧有明町が合併し誕生しました。
西は杵島山から東は有明海まで広がる白石平野は、江戸時代以降の有明海の干拓事業によって形づくられてきました。肥沃な粘土層の農地による農業が非常に盛んな町です。特に特産物として全国的に有名な米や玉葱、蓮根が広く栽培されており、施設園芸の苺・アスパラ等も全国に出荷されています。
また、六角川や塩田川をはじめとする川は、地域にうるおいを与えながら、宝の海とも言われる有明海に注いでいます。
山と平野、川と海といった美しく個性豊かな自然が一体として揃う町です。
我が国有数の穀倉地帯である佐賀平野。二毛作が盛んで、5-6月には麦、9-10月には米が実り、一帯を金色に染める美しい景色が見られます。
担当者より
佐賀県白石町教育委員会 新しい学校づくり課
本山 (写真左)
何より大切にしたいのはスポーツの楽しさ。好きなスポーツをプレーできる。身体を動かすことが嬉しい。小さな感動をこどもと大人が一緒になってつなげていく取り組みを、部活動の地域展開というこの機会に、みんなで考え始めることができればと思っています。白石町は「スポーツ・健康増進のまち」です。大人になってもたくさんの方にスポーツを続けて、健康に過ごしていただきたい。そのためにも、こども時代の「楽しかった!」経験は本当に大事。10年、20年の未来を見据えて地域のより良いスポーツ環境を一緒に考えていただけると幸いです。
松尾 (写真右)
部活動の地域展開をきっかけに、地域全体も本当に動き出した気がしています。様々な課題にぶつかりながら、それを解決するために今までにはなかったつながりも生まれています。課題、問題があることは、必ずしもマイナスなことではありません。協力隊になる方には、こどもたちの未来のために一所懸命になれる方々と楽しく前向きな関係を築いて、有意義な3年間を過ごしていただければと思います。