佐賀県地域おこし協力隊
の募集情報

”兼業みかん農家”に挑戦してみませんか?

募集期間:2025年7月31日(木)~2025年9月16日(火)(メールの場合、当日23:59まで)

募集自治体

自治体名多久市
所属課名農林課
担当者名吉木
連絡先nourin@city.taku.lg.jp

企画の概要

多久市の地域おこし協力隊として3年間、特産品”みかん”を中心とした果樹・農作物の栽培を学び、農家を目指す仕事です。

週3日は地域の農業者のバックアップのもと、農業実習生として指導を受けます。

未経験でも基本的な体力さえあれば大丈夫です。

「でも、3年後の農業だけで食べていけるか不安」という方も多いはずです。

ご安心ください。多久市では兼業農家(ダブルワーク)をしている方がたくさんいらっしゃいます。会社で働きながら果樹園、個人事業主をやりながら畑をやるのは当たり前です。

そういった暮らしを実現するために必要なことは、農業の技術・経験と同時に、安定的な仕事や地域社会とのつながりです。

今回募集する「兼業みかん農家の実習生」は農業研修だけではなく、地域のコミュニティにしっかりと溶け込む活動にも力を入れていただきます。地域と関係を築いていくことで、自分に合う就職先や地域の仲間を見つけていくことができます。

  • 週3日;農家のもとで、農業の実習生

  • 週2日;役所のもとで、地域コミュニティ活動

  • 土日・時間外;ご自身の農業や就職の準備

3年後は、地域で就職しつつ、地域にも応援してもらえる兼業農家を目指します。

【募集説明会(オンライン)開催!】

日時:2025年8月28日(木) 19:00~21:00

👉 説明会 申込フォーム

https://forms.gle/nafZMHMBkTLKQCK37

※お申し込み後、開催当日に参加用のZoomリンクとパスワードをメールでお送りします。当日は、Zoomアプリを使用してご参加ください。

募集するのはこんな仕事

3年間で目指すこと

目指すことは、移住者であるあなた自身(地域おこし協力隊)が、多久市で農のある暮らしを実現させることです。3年後には、地域の農家さんたちに応援してもらえる”移住系みかん農家”を目指します。

せっかくならば、家庭菜園や自家消費野菜をつくるだけではなく、農家として市場や直売所に出荷できる農業を目指しましょう。地域が全力で応援してくれます。

協力隊の3年間は、市役所の職員という立場で、週3日農業実習を受けつつ、地域コミュニティ活動にも週2日程度の時間を使って参加していきます。

地域社会とのつながりを強くし、地域内の就職先となる事業者や、農業に関わる仕事も模索していくことで、”兼業農家”として暮らしていける出口を、市役所や地域の協力事業者とともに考えていきます。

3年後に目指すことは、地域コミュニティに応援してもらえる『兼業農家』という生業です。

 

なぜ、ミカンなのか?

3年間の農業実習のメインとなる作物は「みかん」です。他の作物に比べて、兼業農家に向いていると私たちは考えています。

佐賀県は、みかんの生産量が全国で6位であり、JAさがの統計によれば、みかん農家は一反(20m×50m)あたり29万円の所得があります。サッカーグラウンド1個分のみかん農園を経営すると、約189万円の所得が見込めます。みかんの木1本で約1万円の所得が見込まれるとのことです。

高齢化により、事業継承を検討されているミカン農家さんからも相談がきています。

もちろん、すぐに譲ってもらえるわけではありませんが、真面目に農業実習を続け、地域コミュニティ活動で信頼貯金をためていくことができれば、3年後には「兼業みかん農家」を想定することができます。

(作物は天候や農家さんの事情により、本人との相談の上で変更になる場合もあります)

具体的な仕事内容

多久市の地域おこし協力隊の立場は会計年度任用職員という公務員です。

仕事として”農業実習研修”と、”地域コミュニティ活動”を、バランスよく3年間続けていきます。

 

①農業実習 (週3日、火水木)

農業を現場で学んでいきます。地域の農家さんが先生となって協力隊が教えてもらえる仕組みを整えようとしています。

2ヶ月先までのスケジュールを、多久市役所農林課の指示のもと、取り組む内容を決めます。ただし、農家さんや気候などにより予定通りに行かないこともあります。

なお、農家さんのこれまでの栽培方法を尊重し、敬意を持って学ぶ姿勢が必須となります。

※2名で交互に違う農家さんへ研修を経験しにいきます。

 

主な作業は、みかん栽培にまつわる作業です。指導農家の元で作業します

  • 土づくり;(資材投入、すき込み等、肥料の投入作業)
  • 消毒作業;(5〜6月に肥料をいれて、雑草、虫の対策、農薬の利用方法等)
  • 潅水;(水をまく作業)
  • 除草;刈払い機での草刈り作業 ※マルチ利用前提
  • 摘果;玉を大きくする為に、不要な実を手で摘む(4町歩程の範囲を歩いて摘む)

 

さらに、10月〜1月がミカン農家の繁忙期です!

  • 収穫;10〜1月まで 実をちぎって集める作業
  • 選別;収穫したミカンの選別作業
  • 貯蔵管理;酸を切って、糖度を増す為の貯蔵(でこぽん等)
  • 出荷;出荷に適したタイミングの検討・調整

 

みかん以外の作物についても先生がいるものは学べます。

  • 露地野菜(ナス、ブロッコリー、玉ねぎ)
  • 米、麦、大豆
  • 伝統野菜 女山大根(おんなやまだいこん)、桐岡ナス(きりおかなす)、青島うり

半年サイクルで、2作物くらいが学べるように、調整していく予定ですが、農家さんや気候などにより予定通りに行かないこともあります。

 

農作業以外にも農業にまつわる活動は様々ありますので、合わせて業務として行います。

  • 作物ごとの部会への参加
  • 地域の農家さんとの交流・手伝い
  • JA選果場の手伝い

 

技術に関する研修

  • 草刈機の講習
  • 大型特殊(申し込みで1年待ち)(2年目以降)
  • 牽引 (2年目以降)
  • 農薬の研修

 

②地域コミュニティ活動 (週1日、金)

市役所の農林課に出勤し、そこから地域コミュニティ活動のお手伝いをしていく業務です。

日中の時間帯で関われるものを業務として扱います。

コミュニティの活動の目的は、地域の知り合いを増やすことです。

あくまで農業研修がメインですので、無理のない範囲で参加していただきます。

 

多久市では、「たく21」「多久未来プロジェクト」「JA青年部」など、地域の事業者さんや若者らが、プロジェクトを行っています。地域の資源を活用した商品開発や、地域のお祭(山笠や多久祭など)に関わり地域の人を知り、仲間を増やしましょう!

 

具体的な業務の想定:

  • イベントの準備・運営のお手伝い
  • 地域商品の企画、開発、情報発信のサポート
  • 農作物を活用した地域活性化の取り組みのコーディネート

※たく21:まちづくりプロデューサーと地元の方々で立ち上げたチーム。ウォールアートや、駅前商店街活性化プロジェクト等の活動を行う

 ※多久未来プロジェクト:町の有志で構成されたチーム。地域の商品開発として日本酒を製造

 

③ 農林課での業務 (週1日、月)

市役所の農林課へ出勤し、行っていただく事務業務

  • 農林課の仕事研修(市役所の農業関連の仕事、転作確認、中山間の現地確認)
  • 農業研修のスケジュール調整 (2ヶ月先まで)
  • 日報記入(週1回必須)
  • 報告会(年1回)
  • 任期後の農地や仕事探し

(自分で企画立案するイベント等は現在のところ、想定していません)

 

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任期中に地域おこし協力隊の業務外となるもの

  • 地域の方々との飲み会
  • 自分の農地での農作業
  • 地域の農業指導者の指導内容と全く異なる栽培への挑戦
  • 兼業、副業で行う業務

これらのことは、時間外(夜や土日)を活用して、行っていただきます。

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活動のイメージ

3年間の活動イメージ

【着任の最初2週間】

  • 農林課職員と挨拶周り
  • 会計年度任用ガイダンス(服務規定、勤怠、情報セキュリテイ、報告書類提出ルール)
  • 年間スケジュールを決める(職員の指示のもと)
  • パソコンシステムの設定 メール設定
  • 財務関係規則
  • 必要書類の整理・管理方法のレクチャー:ファイリングを進める
  • 定期面談の設定、職員⇔協力隊間の連絡ツールの設定(LINE)
  • 業務の意義や学姿勢について教わる

 

【着任3週間目以降】

  • 月;農林課での業務
  • 火〜木;農業研修 (みかん)
  • 金;コミュニティ活動

【2〜3年目】

  • 月;農林課への報告業務
  • 3年後に向けた就農準備;農地の確保
  • 火〜木;農業研修(みかん+他の作物)
  • 金;コミュニティ活動

 

定住に向けた業務

  • 農地をみつける
  • 住宅をみつける

 

働くおすすめポイント

  • みかん農家になれる

  • 季節感を感じられる

 

こんな人に来てほしい

求める人物像

  • 「地域おこし協力隊になりたいけど、社会人経験が浅く、何ができるかわからない」
  • 「田舎暮らしするなら、農業を始めてみたいが、農業だけで食べていける不安」
  • 「早期退職後に、農業を始めてみたい」

そんな方に、おすすめしたい仕事です。

※別途、地域おこし協力隊の地域要件を満たしている必要があります。詳しくは、総務省の「地域おこし協力隊及び地域プロジェクトマネージャーの地域要件について」参照

https://www.soumu.go.jp/main_content/000862229.pdf

必須スキル

  • 将来的にも農業を生業としたいと考えている人
  • 地域の方々や職場の仲間と、協力・協調して働ける人

歓迎スキル

  • 大きな声で挨拶ができる!
  • 教えてもらったことを、素直に聞き入れられる
  • 事務作業を期日を守ってできる

雇用条件

勤務地(デスクがある場所、活動地域)多久市農林課農政係に在籍し、課内で席を準備する予定です。
少なくとも週2日は市役所に出勤します。
また週3日は指定の農家(トレーナー)で、農作業の実習や研修をします。
雇用形態 会計年度任用職員(パートタイム)
募集人数2
報酬(1) 月額:209,006円 
(2) 賞与;年間最大4.6ヶ月分 (6月支給:2.3ヶ月分 / 12月支給:2.3ヶ月分 )
ただし、初回の賞与は年度途中の任用のため、会計年度任用職員の給与規定に基づき支給されます。

勤務日数(勤務時間)(1)勤務時間等
原則として、月曜~金曜(祝日除く)、9時から17時まで(週35時間)とします。
勤務時間が週35時間を超える場合は、別の週で調整することができます。

(2) 休暇等
年次有給休暇(最大10日/年)、特別休暇(夏季休暇5日、年末年始休暇)があります。
副業
活動に必要な備品活動に必要な車両・パソコンは無償貸与します。
活動用の専用車なし(公用車あり)
住宅

住居は多久市で用意し、家賃も支払います。
※引っ越し費用、生活備品、光熱水費、その他の経費はご負担いただきます。

以下のような物件を市役所で借り上げる予定になっております。

JR唐津線 中多久駅 徒歩9分 3DK

JR唐津線 多久駅 徒歩15分 2DK

待遇・福利厚生(1)住居は多久市で用意し、家賃も支払います。
※引っ越し費用、生活備品、光熱水費、その他の経費はご負担いただきます。
(2)健康保険、厚生年金、雇用保険に加入していただきます。
審査方法■選考方法
(1) 第1次選考【書類選考】
 履歴書(JIS規格)
・メール提出時のタイトルは、「多久市地域おこし協力隊応募(農業分野)」としてください。
・パソコンで作成のうえ、メールにて提出してください。書類選考の上、結果を全員に文書で通知します。

【提出期限:令和7年9月16 日(火) 23:59】

※選考結果は、令和7年9月19日(金)までに履歴書に記載のE-mailアドレスに「メール」にて通知します。

<申込・問い合わせ先>
多久市役所農林課農政係 (担当 吉木)
〒846-8501 佐賀県多久市北多久町大字小侍7番地1
TEL: 0952-75-4825(直通) Fax:0952-75-2518
E-mail:nourin@city.taku.lg.jp


(2) 第2次選考【面接】
第1次選考合格者については、面接による第2次選考を実施します。
時期は、令和7年10 月10 日(金)~11 日(土)までの間を予定しています。詳細な時間は、第1次合格者へご連絡します。

第2次選考結果は、令和7年10月17日(金)までに通知します。

なお、面接は多久市内で行う予定としています。
※状況に応じて面接日が変更となる場合があります
※応募に係る経費(書類申請費用及び面接時の交通費など)は、すべて応募者の負担となります
※選考の経過及び結果についての問い合わせには応じられませんので、予めご了承ください。

■その他
お問合せや事前見学をご希望される場合は、「申込・問合せ先」まで、お気軽にご連絡(メール・電話)ください。
※選考に要する交通費及び宿泊費は本人負担となります。

多久市はこんなところ

多久市は、「佐賀県内の真ん中」にあり、県内を移動するのにはとても便利です。

また、高速道路ICがあり、福岡には1時間でいけます!

 

移住定住支援に関する参考サイト「ゆるりTAKU」:https://yururitaku.jp/

担当者より

農林課農政係

係長 吉木 昌久

多久市で農業の知識を学びながら、兼業農家を目指してみませんか!

兼業については、地域で活躍するメンバーとの仕事を通して、見つけることもできますよ!

実は私も家業の住職と市役所の兼業公務員なので、苦労や大変さは分かってるつもりですし、人脈だけは誰にも負けないと思ってるので、昼夜を問わず相談してもらえればと思ってます。

田舎の人の温かさや親切さに触れて、多久市を大好きになってもらえたら嬉しいです。

 

農家(トレーナー) 

舩津 徹哉

実家を継ぎ、水稲、みかんを育てています。みかんの栽培は防除や摘果など一つ一つの判断が収量に直結するため、決して簡単ではありません。だからこそ、収穫を終えたときの充実感は格別です!

最近は農業に関心のある若者を受け入れ、一緒に作業する日も増えてきました。現場で日々成長していく姿をみるのが楽しみです。そんな日々を一緒に体感してくれる仲間が来てくれたら嬉しいです!みかん畑で会いましょう!

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