林業の推し活、始めませんか。林業キャリアの”第一歩”への背中をおす、フォレストキャリアコーディネーターを募集!
募集期間:2025年7月31日(木)~2025年9月16日(火)(メールの場合、当日23:59まで)

募集自治体
自治体名 | 多久市 |
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所属課名 | 農林課 |
担当者名 | 井上、鶴田 |
連絡先 | nourin@city.taku.lg.jp |
企画の概要
今回の募集は、自身でも「林業キャリア」を体験しながら、その魅力を伝え、担い手を探す、フォレスト・キャリアコーディネーターという仕事です。
「林業」と聞くと、どんな仕事のイメージを持ちますか?
大変、危険、辛いというイメージを持たれることが多いですが、少し、目線を変えると、、、
👍️緑に囲まれた最高の職場環境。自然の中で働きたい方にピッタリです!
└ 森の中で、きれいな空気と自然に包まれて働けます。
👍️未経験OK!安全管理から道具の扱い方まで、丁寧にステップアップ!
└ ゼロからでもプロの技術が身につく、自分の成長を感じられる。
👍️森が明るく変わっていく様子や、整備された風景に達成感!
└ 「成果」が目に見えて実感。森林の未来に、自分の仕事に繋がるやりがい感じれます。
👍️見た目の変化=成果がわかりやすい仕事!
└ 狙った通りに木が倒れる瞬間の爽快さ、クセになります。
👍️地球にも、人にも、次世代にもやさしい仕事!
└ 自分の手で植えた木が、50年・100年後の自然を支えます。
こんなGOODポイントが詰まってる仕事です。
慣れるまでは、体力的にきつい作業もあります。
沢山の”推しポイント”が見つかる仕事
しかし、手をかける一つひとつの作業が、
「100年先の未来へと繋がり、日本の豊かな水源を保ち、住宅・家具・紙の資源を生み出し、災害から人を守る」仕事だと捉えたとしたら、
基本をしっかりと学び、安全に気をつけて仕事を行えば、
沢山の”推しポイント”が見つかる仕事。それが「林業」です。
森で働く面白さ、森林を守る仕事の魅力を、まだまだ知らない人も多く、林業の担い手は減っています。
そこで、自らも林業を体験しながら、その魅力をより多くの人へ伝え、一緒に森を支えてくれる人を増やす=「林業推し活」を一緒にしてくれる方を募集中です!
【募集説明会(オンライン)開催!】
日時:2025年8月28日(木) 19:00~21:00
👉 説明会 申込フォーム
https://forms.gle/nafZMHMBkTLKQCK37
※お申し込み後、開催当日に参加用のZoomリンクとパスワードをメールでお送りします。当日は、Zoomアプリを使用してご参加ください。
募集するのはこんな仕事
今回は、「森の仕事」と「街の仕事」の2種類に関わり、森のことを学び、紹介していける人になっていきます。
具体的な仕事内容
【森の仕事】林業作業
週3回(火・水・木)、佐賀中部森林組合に出勤し、森林組合職員の方々の指導のもと、林業作業を体験し、作業支援を行います。
3年間森林組合の作業を体験し、技術を習得することで、自分自身が林業の仕事の魅力・面白さを発見し、言語化することで、より多くの人々にこの仕事を伝えられるようになります。
林業作業は専門的な知識と技術を必要とします。今回は未経験の方でも、林業作業が安全に実施できるよう、着任後に林業研修を受講していただきます。
1月〜2月に行われる「さが林業セミナー」では、約30日間かけて、林業の基礎知識や現場作業で役に立つ伐倒技術等を学ぶことができます。またあわせて林業に必要なチェーンソーの資格や高性能林業機械を操作するうえで必要な資格も取得できます。
体力が必要と思われがちですが、休憩を取りながら進めていきますので、体力に少しでも自信があれば、活動できます。
作業を経験されている先輩にお聞きすると、「自分はランニングを10kmなんて全然走れません!でも慣れました。」とのこと。
正直なことを言えば、慣れるまではほんと大変な仕事だなと思う時期があるかもしれません。しかし木の伐採をする際、狙った位置に木が倒れる爽快さ、苦労して終えた下草刈りの現場を見渡すと得られる達成感。そんな作業終わりの一つひとつに、次も頑張ろうと背中を押される瞬間があるそうです。
<具体的な作業内容>
・下刈り;植林した幼木の成長を妨げる雑草から守るため、定期的な下刈り(草刈り)を行います。森は平地より涼しいとはいえ、夏の草刈りは暑さとの戦いです。時間を早めて早朝から行うこともあります。
・枝打ち;節の無い良質な木材にするために、ナタやノコギリを使って枯れた枝を切り落とします。高品質の木材を育てるためには重要な作業です。
・間伐作業;木を大きく育てるために、密集した森林の間引きを行います。必要に応じて間伐した材を市場に出荷します。
・植栽;伐採した跡地に苗木を植える作業です。
ある1日の流れ:
朝 :作業現場に直接出勤して作業内容、安全対策などを確認し、作業を開始します。
午前:森林整備作業、例えば間伐や下刈りなどを行います。
夏場は水分補給をこまめに行い、休憩を挟みながら作業を進めます。
昼 :昼休憩を取り、午後の作業の為に栄養補給します。
午後:午前と同様に森林整備作業を行います。作業終了後、翌日の作業内容を確認し、解散となります。
【街の仕事】推し活業務(担い手探し)
週2日(月・金)は、市役所農林課に出勤し、森林組合等の将来の担い手を探すマッチング業務を企画・実施します。例えば、林業系の求人イベントに参加して職場を紹介したり、地元の高校生向けに職場紹介企画などを行っていきます。
●課題と背景
森林組合の仕事は、これまで雇用が安定していなかったり、危険な仕事と思われていましたが、佐賀中部森林組合では、日給制を月給制に変えたり、初任給は市役所を越える金額にするなど業務処遇の改善を行ってきました。
また、安全面に関しても、防護服等の支給や、高性能な林業機械を導入することによって、安全性の向上を測ってきました
●今後の方向性
佐賀中部森林組合では、現状の人数から増やしていき、より広範囲な森林の保全・管理を行っていける体制づくりをしていきたいと考えています。
<具体的な業務内容>
●求人イベント参加
佐賀県では年に数回、林業の担い手を探すためのマッチングイベントを実施しています。それらのイベントに2ヶ月に1回程度の参加を目指します。これまでは余力がなく参加を見送ってきましたが、今後は森林組合職員と協力隊が連携して積極的に参加していきたいと考えています。
(求人イベント参加に必要な業務)
・参加すべきイベントのリサーチ
・参加するイベントの検討・相談・決裁
・参加出店費用の確保(11〜12月時点で準備必要)
・イベントへの申し込み
・同行者の調整:森林組合、農林課職員との調整
・当日対応に向けた資料や設営の準備:森林組合の仕事紹介の資料(事業規模の把握・雇用条件の整理)、森林組合作業員全員のプロフィール整理(手持ち資料)、移住のための定住支援策や定住補助金の情報整理・把握、子育てのための保育施設・教育環境の情報整理・把握、制作物準備:ポスター・チラシの作成、アンケート作成、求人の候補者への事後アタック方法の検討
・出張の場合旅費の請求・清算
・SNS等で事前告知 集客
・当日の相談対応
●高校との連携業務
連携の入口を探る、コネクションづくり、森林学習機会の創出(総合的な探究の時間)
●農林課の業務支援
農地等の整備や森林・林業の支援:農地の区画整理(圃場整備)、多面的機能支払交付金事務(地区の報告書作成支援もあり)、個人の私有林の間伐・植栽の支援、森林組合の雇用支援:補助金事務 など
活動のイメージ
3年間の活動イメージ
1年目:”推し”の1年について深堀りしましょう!
最初は、地域の森林事業に関して、行政がしてること、林業事業者がしてることを学ぶことから始めます。
★1ヶ月〜3ヶ月
農林課に席を置き、文書作成や行政ルール、林業行政について学びます。
地域全体のことを知るために、挨拶回りや地域活動に参加します。
森林組合での業務見学、農林課と一緒に多久市の森林事業者への挨拶まわり、農林課の森林事業に関しての勉強(年間のスケジュール、予算・補助金、事務的な作業など)
佐賀林業セミナーで、林業作業の基礎知識や技術を学んでもらいます。
詳細業務
・行政の仕事研修:服務規定、情報セキュリテイ講座、報告書類提出ルール、起案の書き方研修、財務関係規則、必要書類の整理・管理方法の研修
・業務に関わるシステムの設定 メール設定
・定期面談
・農林課担当職員と、林業関連事業者への挨拶回り
・農林課の年間業務、森林組合との連携業務、年間スケジュールの確認の上、協力隊業務の年間計画
・森林組合の業務見学
・農林課業務の補助
★4ヶ月目〜1年
メイン業務 (週3日)
森林組合の作業支援:森林組合の仕事を体験しつつ、技術の習得を目指します。
将来の担い手や興味関心を持ってくれる人を呼び込めるよう、林業を自らの体験として語れるようになりましょう。体験して感じたことは、こまめにノート等に書きまとめて、説明する際の材料としてためておきましょう。
サブ業務 (週2日)
林業の担い手セミナーなどに参加して、担い手とのマッチングをします。
2〜3年目:1年目の経験を活かして、推し活に本腰を入れていきましょう!
自分が仕事をしてみて感じたこと、学んだことをもとに、求人イベントや高校生に向けて活動紹介を行いながら、担い手になりそうな人を探します。また、担い手候補に向けて、現地見学・説明会を企画、相談対応等の支援をしながら、採用まで繋がるようにサポートをしていきます。
メイン業務 (週3日)
森林組合の作業支援:森林組合の仕事を体験しつつ、技術の習得を目指す。
将来の担い手や興味関心を持ってくれる人を呼び込めるよう、林業を自らの体験として語れるようになる。
サブ業務 (週2日)
林業の担い手セミナーなどに参加して、担い手の募集をします。
2年目以降は、担い手候補に向けて、現地の見学や業務説明会の開催や、相談対応、移住のサポート等を行います。担い手候補が見つかった後のサポートも重要です。担い手の採用に繋がる為の支援も行っていきましょう。
3年間の目標は、4名の担い手を採用することです!
3年後
・森林組合へ作業員兼イベント担当として就職など
こんな人に来てほしい
求める人物像
・人と話すことに抵抗がない
・コミュニケーションが好き
・チームプレーができる
・昔かたぎの人とでもうまくできる
・林業ができるだけの体力がある人
・身体を動かすのが好きな人
・情報整理、資料作成の基本的能力
・機械いじり好きな人
・「推し」の紹介が得意な人
※別途、地域おこし協力隊の地域要件を満たしている必要があります。詳しくは、総務省の「地域おこし協力隊及び地域プロジェクトマネージャーの地域要件について」参照
必須スキル
・人と話すことに抵抗がない・コミュニケーションが好き
・チームプレーができる
・情報整理、資料作成の基本的能力
歓迎スキル
・機械いじり好きな人
・「推し」の紹介が得意な人
・昔かたぎの人とでもうまくできる人
・林業ができるだけの体力がある人
・身体を動かすのが好きな人
雇用条件
勤務地(デスクがある場所、活動地域) | 多久市農林課農村整備係に在籍し、課内で席を準備する予定です。 少なくとも週2日は市役所に出勤します。 また週3日の林業作業業務では、佐賀中部森林組合の事務所、作業場所で業務します。 |
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雇用形態 | 会計年度任用職員(パートタイム) |
募集人数 | 1 |
報酬 | (1) 月額:209,006円 (2) 賞与;年間最大4.6ヶ月分 (6月支給:2.3ヶ月分 / 12月支給:2.3ヶ月分 ) ただし、初回の賞与は年度途中の任用のため、会計年度任用職員の給与規定に基づき支給されます。 |
勤務日数(勤務時間) | (1)勤務時間等 原則として、月曜~金曜(祝日除く)、9時から17時まで(週35時間)とします。 勤務時間が週35時間を超える場合は、別の週で調整することができます。 (2) 休暇等 年次有給休暇(最大10日/年)、特別休暇(夏季休暇5日、年末年始休暇)があります。 |
副業 | 可 |
活動に必要な備品 | 林業支援業務で利用する機材、備品は佐賀中部森林組合で準備予定です。 業務で使用する車、PCは多久市で準備します。 |
車 | 活動用の専用車なし(公用車あり) |
住宅 |
住居は多久市で用意し、家賃も支払います。 ![]() JR唐津線 中多久駅 徒歩7分 1LDK |
待遇・福利厚生 | (1)住居は多久市で用意し、家賃も支払います。 ※引っ越し費用、生活備品、光熱水費、その他の経費はご負担いただきます。 (2)健康保険、厚生年金、雇用保険に加入していただきます。 |
審査方法 | ■選考方法 (1) 第1次選考【書類選考】 履歴書(JIS規格) ・メール提出時のタイトルは、「多久市地域おこし協力隊応募(林業分野)」としてください。 ・パソコンで作成のうえ、メールにて提出してください。書類選考の上、結果を全員に文書で通知します。 【提出期限:令和7年9月16 日(火) 23:59】 ※選考結果は、令和7年9月19日(金)までに履歴書に記載のE-mailアドレスに「メール」にて通知します。 <申込・問い合わせ先> 多久市役所農林課農村整備係 (担当 井上、鶴田) 〒846-8501 佐賀県多久市北多久町大字小侍7番地1 TEL:0952-75-8400(直通) Fax:0952-75-2518 E-mail:nourin@city.taku.lg.jp (2) 第2次選考【面接】 第1次選考合格者については、面接による第2次選考を実施します。 時期は、令和7年10 月10 日(金)~11 日(土)を予定しています。詳細な時間は、第1次合格者へご連絡します。 第2次選考結果は、令和7年10月17日(金)までに通知します。 なお、面接は多久市内で行う予定としています。 ※状況に応じて面接日が変更となる場合があります ※応募に係る経費(書類申請費用及び面接時の交通費など)は、すべて応募者の負担となります ※選考の経過及び結果についての問い合わせには応じられませんので、予めご了承ください。 ■その他 お問合せや事前見学をご希望される場合は、「申込・問合せ先」まで、お気軽にご連絡(メール・電話)ください。 ※選考に要する交通費及び宿泊費は本人負担となります。 |
多久市はこんなところ
多久市は、「佐賀県内の真ん中」にあり、県内を移動するのにはとても便利です。
また、高速道路ICがあり、福岡には1時間でいけます!
生活には車が必須です。
佐賀県内でも、特に米野菜が美味しい!やっぱり水が違います!(主観)
スーパー、ドラッグストア、コンビニは車で近距離にあるので、買い物には困りません。
移住定住支援に関する参考サイト「ゆるりTAKU」:https://yururitaku.jp/
担当者より
●農林課「街の仕事をご一緒します!」
農林課は大きく分けて、3つの部署があります。農業の支援を行う農政係、農地等の整備計画や維持管理の支援行う農村計画係、農地等の整備や森林・林業の支援を行う農村整備係があります。
地域おこし協力隊は農村整備係に所属し仕事を行っていきます。担当者は担当係長と主任の2名体制で、主に農業や森林・林業の業務を行っています。
井上課長補佐(左上写真の左側)
係の総括をしている井上です。
多久市は四方を山に囲まれた盆地で、周辺に整備が必要な森林はたくさんあるのですが、林業の担い手が不足し、思う様に森林整備が進んでいません。
地域おこし協力隊になって、森林組合の林業の担い手を探しましょう。
鶴田(左上写真の右側)
多久市農林課農村整備係で林務担当をしている鶴田です。
地域おこし協力隊に着任したら、まずは関係者への挨拶や林業についての勉強をしていただきます。その後も森林組合に多くの人材を集められるようサポートしていきます。
林業の仕事は体力的に大変なところもありますが、成果が目に見えるやりがいのある仕事だと思います。一緒に頑張りましょう!
●森林組合 「森の仕事をご一緒します!」
森林組合で一緒に働く作業班は、6名です。2班に分かれて動いており、50代が中心ですが、30代の若手も2名います。
林業の業務は、季節ごとに多様な仕事があり、緩やかさとダイナミックさの両方を味わえるのが魅力です!
陣内裕規(右下写真の左側)
林業で好きなことは、1年ずつ、苗が育っている様子をみること。成長しているのが目に見えて分かることが嬉しいです。林業に向いていると思う人は、自然の中で仕事をする、自然に興味がある人、自然の中で活動することに興味がある人(例えば、趣味で登山・山登りしている人等)は、身体も慣れていきやすいと思います。
音成康貴(右下写真の右側)
実家が持っている山を将来的に保全したく、修行の為にこの仕事を始めました。未経験な為、体力的に大変なことはありつつも、プロの技術が学べ、話しやすい職場の雰囲気の中で楽しく仕事できています!
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